2000年9月12日〜2001年4月16日

会社の命令だとはいえ、慣れないマレーシアで、
孤軍奮闘する店主・珍しゅうめい。
その、涙なしでは笑えない珍騒動リアルタイム版
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滞在している人珍しゅうめい
(「NUMSHU's THAILAND & HOP'sMAGAZINE」店主・「ホップラカス」発行人

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第14回2001年4月16日(月)
仕事に忙殺されてしまいました。

1月末の中国正月明けより、急に仕事に忙殺されてしまいました。
2月3月とOEMの立ち上げに奔走させられておりましたが、3月末にようやくOEM生産の開始に漕ぎ着けました。
現在に至り、やっと余力を取り戻したという状況です。

ひと息つけたと思っていたところ、日本へ戻りOEM品の日本受入を立会う様にとの話があり、今週18日(水)に帰国し、30日に再びMalaysiaに戻る事になってしまいました。

日本はゴールデン・ウークに突入直前ですが、Malaysiaはこうした連休はありませんので、Penangに戻っても休めないかなぁ??
しかしながら、この連休では日本からの指令もないでしょうから、私の方もノンビリしちゃおうかな、などと勝手に考えております。

最近、美味しい美味しいカシューナッツを発見いたしました。
カシューナッツを何か調理してあるのですが、よく解かりません。
しかし、これがとても美味しいんですよ。
実は、このカシューナッツは現地の友人から頂いたものですが、当人にどこで買えるの?と質問したものの我が友人いわく、
「ランカウイ島の特産だよ」
との事以外わからず、ペナンでは売っていないので、現在再度、How can I get??
を連発している次第です。
ただ今、友人が調査中につき、回答をお待ち下さい。



第13回2001年1月15日(月)
マレーシアで初めて正月を過ごさせて頂きました。

マレーシアに働く外国人は、マレーシアでの滞在日数が指定されているとか。
特にその起算日が、年始1日から始まり、年末までの間を集計して、何日間マレーシアに滞在していたかを規定(半年以上?)してあるのだそうです。

その規定期日以下の場合は、なんと所得課税が30%以上の大課税となるらしいのです…?

また、起算日の前後(年末年始)に出国している事は、マレーシア国内で就労しているとは認めないとの事で、年末年始は事実上マレーシアを脱出できないようです。

理由はともあれ、初めてのマレー正月を過ごしました。
とは言いましても、一人暮らしの生活をするだけだと腹を括っていましたら、大晦日はお世話になっている社長宅での、新年カウントダウンパーティーに招待され、また、翌日の元旦には、これまた仕事でお世話になっているマレー社員の方から、元旦ディナー(?)のお誘いがあり、行ってまいりました。
でも、どうもマレーの新年・元旦は、日本の様な特別の行事ではなく、普段の日と同じで、単なる通過点(日)でしかないようです。

しかし、これが中国正月(今年は1月24〜25日)ともなりますと、全く事情が異なるようです。中国正月の週は、工場はもとより、いつも食事をしている屋台までもが、お休みとなるとの事で、私にとりましては一大事であります。
それは、日本の正月の様に、全てのお店が閉店しておりますので、何も買えなくなってしまいますし、毎日の食事が出来なくなるという事なのであります。

今は、街並も中国正月を迎える為の飾り付けや、新年を迎える為の音楽がけたたましく、活況を呈しております。

以前、シンガポールに駐在していた同僚から、話を聞きいた事がありましたので、とりあえず、私のほうは、タイへ緊急避難する予定でおります。

しかし、ここでも悪名高き上司さまからTELがあり、中国正月もなしで働くようにとのご沙汰があり、どのようになりますことやら???
現在、新規プロジェクトを立ち上げるタイミングとはいえ、日本の事情のみで海外の事情は考慮せずというやり方をしているようでは、「インドネシアの味の素事件」と同じ運命ですよねぇ……??
しかしこの方、海外渡航歴は会社一なのだそうですが、本当に海外通なんですかねぇ??




第12回2000年12月30日(土)
12月21日−27日に帰国いたしておりました。

年末の帰国は、航空券が入手できなかったため、あきらめておりましたが、突然、上司から、
「何が何でも戻ってこい」
とのTELがあり、12月21日−27日に帰国いたしておりました。
21日は名古屋に降りて、27日は成田からの出国となってしまいましたので、
「クリスマス・ワーク・デーですね」
と、現地の人から笑われる始末……。
しかし、毎度ながら我侭な上司に恵まれ、右往左往させられる事は、なかなか辛いものがあります。
多分、独身であれば、大喧嘩をしていた事でしょうネ。
余談ですが
マレーシアの暦は上下に読むもののようです。
昨日いつも買い物をするミニマーケットで
「来年のカレンダーを上げるネ」
といわれ、いただきました。

以前から、変なカレンダーを使うものだなー、とは思っていたのですが、
---- カレンダーのサンプル --------------------------
    (1JANUARY2001)
  日     7  14  21  28
  月 1   8  15  22  29
  火 2   9  16  23  30
  水 3  10  17  24  31
  木 4  11  18  25
  金 5  12  19  26
  土 6  13  20  27
------------------------------------------------------
日本ではお目にかかる事はないものですので、日本へ持ち帰るつもりです。
なぜ上下読みの暦なのか?……につきましては、会社でヒアリングしてみるつもりです。

遅ればせながら メリークリスマス!!
良いお正月をお迎え下さい。




第11回2000年12月4日(月)
年末年始はマレーシアに残留しそうです。

12月24日から1月1日まで、現地の会社が休みとわかりました。
そこで11月末から航空券の予約を取ろうとしているのですが、なかなかうまくいきません。
現在、キャンセル待ちをしている所です。
それもそのはずですよね、12月22日頃から日本に帰り、12月29日頃にはマレーシアに戻るスケジュールでは、当然12月29日頃の戻りは、日本では年末年始の休みに入り、海外脱出組が優先するでしょうから、なかなか手に入らないという事なんでしょね。
でも、「何もわざわざ年末にマレーシアに戻らなくても良さそうなものですが……」とは家族の弁です。
しかし、これには、やむを得ない事情があるのです。
マレーシアで働くために、「ワーキングビザ」を取得したお話は、以前にご報告した通りです。
現地会社の経理課の方から、
「年末・年始に、マレーシアにいない場合は、所得税が数倍に跳ね上がる」
という話がありました。
どういう訳かは良く理解出来ないのですが、仕方なく、仰せに従うはめになった次第なのです。
みなさん、知ってましたか、こんな話……。
私は何も悪い事はしていませんよ。
……信じて下さいね。




第10回2000年11月25日(土)
アパートに電話設置完了

今週の木曜日のこと。
いつも大変お世話になっている会社の総務の方に、
「アパートに電話を設置するのはどうすれば良いのでしょうか?」
などと話しておりましたところ、さっそくTELしていただき、本日の設置完了となりました。
おかげ様で、アパートからもインターネットが可能となりました。
先日の携帯電話入手のさいは、3週間以上待たされたのに、今回はどうしてこんなに早く電話の設置が出来きたのか、不思議でした。
どうも、携帯電話の方は、会社絡みの話で進めたために遅れた様なのです。
「今回はパーソナルユースだよ」
と、念をおし、申し込み用紙とパスポートの写しを送りました。
すると、
「保証金が1,075リンギットとなりますよ」
との連絡があり、保証金が高いなとは思いましたが、OKの返事をしたところ、即座に設置となってしまいました。
なお、ご参考までに保証金は、マレーの方は「75リンギット」で、外人さんは「1,075リンギット」だそうです。
(1,075x30=3.2万円でマレーの方より14倍も高いというのは納得できないですよね?)
……という様な話をしていたら、またまた総務の方が、
「会社が基本的に保証しているのだから、更にネゴシエーションしてあげるね!」
とのお言葉がありましたが、いかがあいなりますか?



第9回2000年11月17日(金)
秘書のお話(または、発音のお話)

先日、お世話になっております会社の社長さんからディナーのお誘いがあり、出席させていただいたのですが……。
社長秘書の方が一言。
「私は秘書です。 (Secretary
 英語で秘書はセクレタリィですが、マレー語では、セックスタリィーと言います」
……という会話があり、ゲストの方々に大ウケされておりました。
私の耳には、「sextary」としか聞こえないので、これでは、セクハラになってしまう…。
でも、何度確認してもわからず、どうも「sestary」が正解のようです。
隣の方が、「sextaryか?」と、重ねて質問してくれたので、ようやく解かったのです。
でも、さすがに「sextary」と言ったら、Malaysiaでもセクハラになりますので、発音にはご注意下さい。
たぶん、私には発音できそうにないので、当分は「secretary」でゆくつもりです。



第8回2000年11月14日(火)
11月2日から12日までビザの関係で日本に帰っておりました。

労働ビザが取れましたので、11月からは正式に業務が出来るようになりました。

実は、上司の観光ビザで働けというのを、ようやく説得(?)して取得したものです。
私の会社では、海外で働くという事が稀ですので、しかたの無い事なのですが、観光ビザで就労する事が、犯罪になるという認識がまったくないのは、困った事でした。

さて、マレーシアで仕事をしている中で気が付いた事があります。
日本人は阿吽(あうん)の呼吸で仕事をするケースがほとんどですが、海外においては、それが全く通用しないという事です。
日本を出て来る際には、
「これも、あれも言ってあるよ!!」
と、いった内容が実行されていないという現実に出くわし、困惑をしてしまいました。

例えば、
「ネジを緩めにセットし、扉を垂直に垂らす」
と、いう様な内容を言ってあるとした場合は、目的は伝えられても方法が明確でない為に、実行されないという事であります。
こういうケースの場合、日本側は、
「すでに言ってあるんだから実行しない方が悪い。すぐに実行させる様にしなさい」
と、いう様な指示が飛んで来る事になります。
しかし、
「ネジの緩めセットは、手締め後、スパナで2回転する事」
と、いう様に、具体的に言わないとやって頂けない訳であります。
これが、日本人の場合でしたら、
「扉を垂直に垂らすんだから、ネジを緩めにセットしてね」
と、言うことで済むのですが…。


この感覚の相違を認識する事は、極めて重要なポイントである様に思います。
ちょっとお堅い話をしてしまいました。

さて、滞在2月半を経過しましましたので、そろそろ観光地めぐりを計画しようと思っております。
会社の人からは、「……を知らないの?どうして?」と、責められる毎日となりつつあります。



第7回2000年10月29日(日)
ジヨウジタウンの休日市場へ行って来ました

もちろん、自転車ですよ。
(片道30分位ですから十数kmなんでしょう)
この市場は土日に開催される市場で、地元の方だけでなく、Malaysiaの各地から人が集まって来るそうで、ものすごい数の人々が買物をしておりました。
今回は今週一時帰国いたしますので、手土産をと物色しに行ったしだいです。
インド系のマレー人のところで、香水を買おうとしたのです。
最初は、私の事を地元の中国人だと思った様で、
「一瓶3・・リンギだよ」
と言ってきたので、それは高いよと返したら、日本人だとバレてしまった様で、途端に値段が倍になってしまいました。
私 「どういう計算をしたの?…」
店主「3・・USダラーで言ったんだよ……」
私 「ちょっと電卓を貸して……」
私 「計算はこの様にするのでは…」
店主「わかった・わかった・2??リンギでいいよ」
店主は、ごまかせないと観念した様子。
タイでもそうでしたが、地元価格と外人向価格の2重価格構成となっている様です。
特にバツーフリンギあたりのリゾート地では、もっとひどいのではないかと思います。
ともかく、なんとか地元価格で手土産を入手出来たので、今回はゆるしてあげようかな??
などと、勝手に思い込み帰宅したのでした。

話は変わりますが、人混みの多い所はスリにご注意下さいとの事です。
私はまだ未経験であります。
なにせ、外見が中国人ですので、取りあえずは心配いらない????



第6回2000年10月1日(日)
ペナンのMTBツアー第一回目です

工場長と待ち合わせをしてMTBツアーをしようという事になりました。
当日、早速工場長のご自宅の近くまでお邪魔したのです。
実はその時、ご自宅の近辺で迷子になっしまいました。
なにせ、一度チラっと、ここが僕ん家!!と、言われた記憶だけで、行こうというのですから、無理がありますよネ。
結果的には、工場長のご自宅の前をうろうろしていた様です。
待ち合わせ時間の8時半もとっくに過ぎ去り、9時半頃に諦めて帰ろうと、引き返し始めた直に、見覚えのある姿が反対車線を走っているのです。
思わず”おーい・おーい”と大声を発してしまいました。
反対車線から
「石川・ノット・カム・ネーーー!!」
私は、「ワーイ?・ワーイ?」
どうも、私が待ち合わせ場所を勘違いした様です。
工場長いわく
「待ち合わせの場所の正解は州立モスクの前で8時半」
という事だった様です。
でもなぜか私は、州立モスクを通り過ぎ工場長のご自宅へ直行してしまいました。
私の語学もまっくひどい物ですよネ!!




第5回2000年9月26日(火)
マレーシアに来て初めて知ったイギリス統治の爪跡

マレーシア在中1週間目の日曜日に、結婚式におよばれしたのです。
インド系の社員の方の結婚式でした。
マレーシアは、多民族国家といわれ、マレー系、中国系、インド系が主要な人種の様です。
マレー系は地元の方ですし、中国系は言わずとしれた華人(※華僑:中国ではよそ者の意味)であります。
しかしながら、インド系はどうしてマレーに?と、思っておりました。
どうもイギリスが統治していた時代にパームヤシ・ゴムを生産する為に、農奴としてインドから連れて来られたというのが、実態のようなのです。
現在でも、インド系の方の住まいは、農園の近くにあるのが相場のようです。
言うまでもなく、今回の社員の方も農園の近くにお住まいでした。
それにしても農園は遠い、こんなに遠いところから通勤しているのかと、驚いてしまいました。
また、社会階層も中国系、マレー系、インド系の序列がある様です。
特にペナンにおいては、中国系が30−40%と全国レベルよりも多いせいか、華人の方が大変偉そうにしています。
ペナンは、華人の島(シンガポールと同じ)という感じです。
日本人は少数派なので、よくわかりませんが、タイでは、完全に日本人は偉そうな態度をとるので、すぐわかりました。
ここペナンでは、まだあまり日本人の方にお会する機会がないので、解かりませんが、やっぱり偉そうな態度をとっているのかもしれませんね。
そういえば、はるか昔に教わった社会の本に、イギリスの植民地にはインドやマレー、シンガポールなどもあったなぁ…などと、振り返って思い出したしだいです。




第4回2000年9月26日(火)
携帯電話のこと。

社命とはいえ、個人の携帯電話を持つことすら、現地会社からの支給とは情けない限りです。
ようやく、昨日(25日)携帯が来たので、早速日本へと思いTELしたところ、「国際電話サービスは出来ません」とのアナンスでNG。
本日、「国際電話出来るようにしてね」と話してところ、書類の更新が必要との事。
「すぐに手続きしてね」と言うと、社長が米国出張中でこれもNG。
「来週になりますね」だって……。
個人的に手続きしてよければ、とっくに使えているものを…。
(このアホ・マヌケ!!)
という事で、現地だけでしか通用しない携帯電話を抱えて、帰宅の途についたのでありました。



第3回2000年9月23日(土)
マレーシア在中三週間目に突入いたします。

先週の日曜日に自転車(MTB)を購入いたしました。
たまたま、会社の工場長から朝食のお誘いがあり、その際、自転車の話題となった次第でありますが、自転車は健康に良いんだよね。
「ペナンではどこに行けば買えますか?ぜひ乗りたい」
と申し上げましたところ、さっそく自転車屋さん行きとなったわけです。
工場長は最初、本当に買うとは思っていなかった様子で、車種を決めネゴを始めた私を見て焦って
「ほんとうに買うのか?」
「もちろん、買うよ」
という次第です。
もちろん、帰りは自転車で帰宅しました。
実はこの自転車は台湾製で、現地価格500リンギット(1万5千円)。
黄色と赤色のツートンカラーで、ハデハデ状態ですが、これ位でないと道路で危ない目に合うのです。
今週の日曜日はMTBツアーです……。
そういえば、日本では「ペナン、ペナン」と呼んでいますが、現地の方は「ピナング」と発音している様です。
「来て見て初めて解かるor知る事ばかり」の毎日を過ごしております。



第2回2000年9月18日(月)
3ケ国語の混合語に頭がパニック状態です。

ようやく2週間が経過いたしました。
私の行っている会社では、中国系、マレー系、インド系の人々が居りますので、話す言葉がムチャクチャなんですよネ!!
ただでさえ、よく英語が話せずにいる私といたしましては、英語かなと思って聴いていても、相手は英語と中国語とマレー語の3本立てのバイリンガルで攻めて来ます。
こちらといたしましては「何に?何に?」攻撃するほか手立てがなく、けっきょく最後は「解かりません…」の日本語です。
そうすると、相手は勝ち誇った如く、ユックリとした英語にして頂けるという次第です。
そういえば、先日買い物に行きましたら、いきなり中国語攻勢の商品説明が店員からレクチャーされてしまいました。
どうも日本人じやなく、中国人に見られてしまう様なのです…はい???



第1回2000年9月12日(火)
不思議の国の珍しゅうめい

やっとMailが確認できるようになりました。
やはりMalaysiaのインフラは、まだまだの様です。
当面は生活に慣れる事が最優先課題ですが、現在は予定されていた携帯電話も入手できずに日本の家族とのやり取りに苦慮いたしております。
多分、今週中には入手できるものと思いますが、なにせ時間の観念がほとんどない国だけに、どうなってしまうことやら…。


(滞在の間はつづきます)

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