ゴジラアイランド

【全ストーリー完全ご紹介】

水谷しゅん監督監修

このコーナーは、監督である水谷しゅん氏からデータのご提供をいただきました

西暦2097年。
人類は怪獣との共存時代を迎え、太平洋上のとある島に怪獣たちの楽園『ゴジラアイランド』を築いた。
それと共に地球政府は防衛軍を解体、災害から人間と怪獣を守る保安部隊Gガードをこの島に設置した。



トレマ編



●第1話[トレマ登場篇]

 

宇宙より飛来したX星の地球攻撃用巨大U・F・O『ヴァバルーダ』は、各地の都市を攻撃し、続いて『ゴジラアイランド』へやって来る。
X星地球総攻撃の総司令官・ザグレスは、Gガード司令官に降伏を迫った。
だが、その時、謎の紅い宇宙船が飛来し、ザグレスを蹴散らす。
搭乗していたのは、なんと若い女の子・宇宙海賊トレマであった。
トレマは、自身を「宇宙のフリーター」と呼び、Gガード司令官・神宮司とX星人を撃退する契約を結ぶ。
そのころ、X星人に操られたスペースゴジラが来襲した。
Gガード司令官は、トレマの
「ゴジラが戦いたいと言っている」
という言葉を信じ、ゴジラ出撃命令を下すのであった。

('97年10月6日〜10月10日放映)


●第2話[キングギドラ篇]


 
しばらくは、のどかな日々が続くゴジラアイランドだった。
だが、ある日、怪獣たちが大ゲンカを始め、混乱の極みになる。
トレマは、これを自分の仕業じゃないかとルーカスに疑われ、基地を飛び出してしまう。
実はこれは、X星人・ザグレスが、凶暴電波発信の秘密基地を作り、怪獣たちを狂わせていたのだ。
モスラの説得も聞かず、ケンカしあう怪獣たちの、そのスキをついてキングギドラが攻め込んで来た。
一方、トレマはX星人の秘密基地に忍び込み、これを爆破する。
しかし、その際にトレマは、対決したザグレスから不覚にもザグレスの毒を浴びて、体の自由を奪われる。
立ちはだかったキングギドラに対して、凶暴電波が消えて正気を取り戻したゴジラ、モスラ、ラドンの強力タッグが立ち向かい、見事にこれを倒した!。
瀕死のトレマは、Gガードにたどり着き、何とか一命を取り留めるが、予断は許さなかった。
一方、パワーアップしたキングギドラが、再び攻撃を開始、その圧倒的な攻撃にゴジラは窮地に陥るのであった。

('97年10月13日〜10月24日放映)



●第3話[ゴジラ裁判篇]

 

ゴジラが、夜の有楽町で、暴れ回るという事件が起きた。
ザグレスの陰謀を強く主張するトレマであったが、ゴジラにアリバイはなかった。
そのため、ゴジラは、地球政府の命令で、緊急逮捕される。
ゴジラの無実を信じたトレマは、怪獣裁判で、弁護人を努めるが、その疑惑を晴らすことはできず、ゴジラは鉄格子の中に閉じ込められる。
ところが、この機に乗じてメガロ、バトラが、ゴジラアイランドへ攻め込んで来た。
激しい空中戦の末、トレマたちは、メガロとバトラを破ることができたが、そこへ悪いニュースが飛び込んで来た。
ゴジラが脱走したというのだ。
しかも、新宿に現れ暴れまわるゴジラに、ついに地球政府はゴジラ抹殺命令を出した。

('97年10月27日〜10月31日放映)



●第4話[ジュニア誘拐篇]


 

平和の続くゴジラアイランドで、トレマはゴジラの息子ジュニアと心通わせていた。
しかし、そこにもザグレスの魔の手が、忍び寄ろうとしていた。
ジュニアがさらわれのたのだ。
しかも、ザグレスは、ジュニアを人質に取り、なんとGガード撤退を要求して来た。
ジュニアが捕らわれていたのは、隣島のマタンゴ島だった。
トレマは、無謀にもジュニアの閉じ込められた檻ごと運び出す救出作戦を決行する。
これは、一時は成功したかに見えたが、後一歩で、再びザグレスに奪い返されてしまった。
ザグレスは、砦の防御に赤外線自動砲を配備し、難攻不落の要塞にした。
だが、何としてもジュニアを救い出したいゴジラは、無謀とも言える強行突破をはかるが、失敗に終わり、危機一髪のところをラドンに救出された。
Gガード撤退を決意した司令官は、Gガード基地に無念の白旗を上げ、基地にひとり残り、ザグレスと戦う決意をするのだった。

('97年11月3日〜11月14日放映)



●第5話[ガイガン篇]

 

「厚化粧でごまかしても、力不足はごまかせない」
と、中傷されていたザグレスの前に、ゴキブリ野郎ハンター星人が現れる。
ザグレスは、その申し出を受け、宇宙最強の殺し屋怪獣・ガイガンをレンタルした。
さっそく、ゴジラ抹殺に向かったガイガンだが、ゴジラの強さを察知し、一時、退却して戦法を練るのであった。
やがて、ガイガンの挑戦状が、ゴジラの元に届いた。
いやな予感を受ける長老キングシーサーだったが、ゴジラはその怪獣の誇りにかけ、決闘場に向かうのである。
実力が伯仲するゴジラとガイガンの決闘は、互いに睨み合ったままで、膠着状態に陥る。
長い間合いの末、ついに攻撃に転じたゴジラとガイガン。はたして、勝利の女神は、どちらに微笑むのか。
一瞬の光が交錯した後、倒れたのはゴジラであった。
ガイガンとの一騎打ちに敗れたゴジラは、ラドンとモスラに助けられ、瀕死の体をラドン温泉に浸すのであった。
そして、ラドン温泉で傷を癒したゴジラは、「今度こそ勝つ!」と闘志は炎のように燃えるのであった。

夕日をバックに対峙する、ゴジラとガイガンのシーンは、屈指の名シーンです。
     
('97年11月17日〜11月28日放映)



●第6話[モスラ編]


ゴジラアイランドにあるモスラの洞窟。
そこでは子モスラの看病も空しく、親モスラの寿命が尽きようとしていた。
「愛されるより愛すること……」
そんな遺言を子モスラに託して。
と、その時ゴジラアイランドに巨大な隕石が落下して来る。
トレマは、隕石を送り込んだのはX星人ザグレスではないかと訝る。
更に、不審な出前持ちや占い師に変装したザグレスが、Gガードの科学プラント工場に潜入し、それを爆破した。
その爆発は、化学物質を含んだ物凄い煤煙を立ちのぼらせ、ゴジラアイランド上空を覆い尽くす。
怪獣たちは光化学スモッグと酸性雨などの有毒ガスにより次々に倒れて行く。
ザグレスはここで勝利を確信していたが、Gガード基地に仕掛けていた盗聴器から、毒ガスの中和剤が完成した事を知った。
実はこれはトレマが、仕掛けられていた盗聴器を逆に利用して、ザグレスが自らの手で有毒ガスを消去するように仕向けた作戦で、それは見事に成功した。
だが、まだまだ危機は去ってはいなかったのである。

 プロデューサーまで涙したこの感動作は、視聴率も4%台後半へ持ち上げた。
「モスラ2」の公開に合わせて企画されたお話で、音楽も「モスラ2」の中から何曲か使用されている。
     
('97年12月1日〜12月12日全10回放映)


朝7時台の視聴率は、テレビを見ている人の数が少ないため、4倍にした数字がゴールデンタイムの視聴率に相当します。


◆第一シーズン【トレマ編】2へつづく



ゴジラアイランド・トップページ

ゴジラアイランド全キャラクターご紹介

第一シーズン【トレマ篇・2】

第二シーズン【ミサト篇・1】

第二シーズン【ミサト篇・2】

その始まり


ゴジラアイランドの水谷しゅん監督のコーナー

トップページへ戻ります


(C)1998 TOHO CO.,LTD.
inserted by FC2 system inserted by FC2 system